TAVI(経カテーテル的大動脈弁留置術) 経カテーテル大動脈弁留置術 TAVI/TAVR

高齢者・ハイリスク患者さんのために、開胸せずに治す大動脈弁治療を                              佐賀県唯一の専門施設として、地域の患者さんへ貢献します

 TAVIとは?

「TAVI」とはTranscatheter Aortic Valve Implantationの略で、経カテーテル大動脈弁留置術、つまりカテーテル(細い管)を使い人工弁を留置するという新たな弁膜症の治療法です。「TAVR」Transcatheter Aortic Valve Replacement、経カテーテル大動脈弁置換術ともいいます。これにより胸を開くことなく、心臓を止めずに治療する事が可能で、体に負担が少ない弁膜症治療として全世界で広がりをみせています。

佐賀大学のTAVI治療

 都市部に移動することなく、この佐賀県でもTAVI治療を受けて頂くため、心臓血管外科、循環器内科、麻酔科を中心としたTAVIハートチームを結成し2014年3月に第1例目を行って以降、2025年9月現在450名以上の患者さんを治療して参りました。

 

当院の特徴

  • 累計450例以上の実績
  • 佐賀県唯一の「TAVI専門施設」認定
  • 局所麻酔、鎮静、穿刺により、さらに負担を少なく
  • 透析患者さんも治療可能
  • 人工弁不全の患者さんも治療可能
  • 3種類のデバイスを症例に合わせて選択
  • 頸動脈・鎖骨下動脈を含む様々なアプローチも可能

TAVI導入当初は、全身麻酔で鼠径部(足の付け根の部位)を4㎝程皮膚切開して行っていましたが、現在は患者さんの負担をさらに軽減すべく、局所麻酔で人工呼吸器を使用することなく、鼠径部を穿刺するだけで治療が可能となりました。傷口は7mmほどです。

また、2023年8月より「TAVI専門施設」に格上げになりました。
「TAVI専門施設」になることで、さらに高度なTAVI治療を行うことができます。


現在、日本で使用できる弁は右図の通りです。

当院には、全ての弁の指導医が在籍しています。

 

大動脈弁狭窄症(AS)患者さんを疑われた先生(紹介医)へ

    • 高齢で外科手術が高リスクな方
    • AS症例の程度がわかりづらい方
    • 透析がしづらい、もしくは血圧が下がり気味の透析患者さん
    • 以前手術した大動脈外科弁不全で、症状がでている方

 

当院のTAVI患者さんの平均年齢は84.6歳です。高齢な方でも、一度ご相談ください。

 

 

 

お問い合わせ

外来診察日・担当医表

TAVI担当医 柚木純二(ゆのき じゅんじ:心臓血管外科)
本郷 玄(ほんごう ひろし:循環器内科)
TEL 0952-34-2345(胸部・心臓血管外科医局)
0952-34-2364(循環器内科医局)
FAX 0952-34-2061(胸部・心臓血管外科医局)

*心臓弁膜症(心雑音)外来を新設しました!木曜日 13時~ です。

C@RNA Connect でも予約可能です。